空き家問題
空き家はなぜ問題なのか？
空き家には様々な問題が潜んでいます。
老朽化による危険
空き家になると倒壊、損傷物の散乱、植物の成長などにより近隣に危険が及ぶ可能性があります。
民法上、所有者は工作物責任として無過失責任という思い責任が規定されています。
なにかあれば重い責任を負う可能性があります。
害虫の発生等で近隣迷惑
こまめな手入れをしなければ草木はあっという間に成長してしまいます。
たんに植物だけでなく、そこを住みかとする害虫が大量発生することもあり、近隣に大変な迷惑をかけることがあります。
防犯上の危険
空き家に見知らぬ人が住み着いたり、未成年のたまり場になったりすれば防犯、治安上極めて困ったことになります。
景観
老朽化した空き家は地域の景観を損なうことがあります。
まして、上記のような治安上の問題まで発生すると、地域全体の魅力、地価に影響を与えかねません。
空き家はなぜ生じるのか
所有者が施設に入所して管理する人がいなくなった
実家を相続したが、相続人は遠方に住んでいるので管理が困難
相続が発生したが、相続人がみんな遠方に住んでおり、相続登記の手続きをしていない
遺産分割について相続人間で争いがあり、処分ができない状況
空き家対策
司法書士は空き家解消のために各地域の行政機関と連携をとる仕組みを築いているところです。
・所有者が施設に入所して管理する人がいなくなった
⇒後見申立て。後見人による保持保全、あるいは処分
・実家を相続したが、相続人は遠方に住んでいるので管理が困難
⇒売却等の検討
・相続が発生したが、相続人がみんな遠方に住んでおり、相続登記の手続きをしていない
⇒相続登記を行って売却等の手続きへ
・遺産分割について相続人間で争いがあり、処分ができない状況
⇒弁護士による紛争解決
神戸市空き家バンク
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国土交通省空き家対策ガイドライン
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